日本の「世界一」10個 積み上げた歴史、美食、世界からの信頼……

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 日本で生活していると当たり前に感じていることでも、世界と比べると実は1位に輝いているものは意外に多く存在する。古くから創業している企業や格のあるレストランの数など、世界に誇れる記録は街の至るところに潜む。パスポートの便利さや海外ホテルでの評判など、旅行が待ち遠しくなるような嬉しい世界記録も知っておきたいところだ。日本がトップになっている記録10本から、思いがけない長所を再発見しよう。

◆1.歴史ある企業の数が世界一!

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 伝統を重んじる文化が影響しているためか、長い歴史を持つ企業は日本に非常に多い。創業から1世紀を経てなお現在も営業している企業の数は、日本に3万社以上ある。世界規模で見ても最多の数であり、2位アメリカの2万社弱を大きくリードしている。誕生から1世紀を経た世界中の企業のうち、およそ4割が日本に集中している形だ。ちなみに日本最古かつ世界最古の企業は、飛鳥時代に創業し社寺建築を担ってきた大阪の金剛組だ。同社は四天王寺の建立にも携わった実績を持つ、まさに由緒ある企業だ。

◆2.国歌の短さ

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 ゆっくりと雄大なリズムで歌い上げる『君が代』は、文字に起こしてみると実は世界で最も短い国家となる。和歌の5・7・5・7・7のリズムを基本に、3句目を字余りの6音とした構成だ。歌詞のついた国歌のなかでは最短の歌となるが、正確にはこれを超えた「歌詞のない国歌」も存在する。コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、そしてイタリアに囲まれた小さな国家のサンマリノには、正式に認定された歌詞が存在しない。

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Text by 青葉やまと